地下室一体型基礎とは...

地下室一体型基礎とは、地下室の天井の上に建物用基礎を作り、地上に家を建てる工法です。
地下室はコンクリートの箱みたいなもの。地下に基礎が深く伸びたように考えてください。
地中深くに基礎が伸びることで地震に対して強くなりますし、地下室部は防災シェルターや核シェルターにも対応できますから、安心・安全のライフプランとなります。
鈴木土建では地下室一体型基礎のみの施工も行っております。
ですから、地上部の建物が選べるんです。
お気に入りの工法(在来工法やツーバイフォー、和風、洋風などなど)で、お気に入りの工務店さんで、お好みに合わせたお家が建てられますよ。
地下室の構造は、もちろん内外W断熱型枠工法!
地下は外気温の影響を受けにくいため、年間を通して室内の温度差が少ないんです。
夏は涼しく、冬は暖かい、お財布と体に優しい省エネ構造なんです。
~施工の流れ~

地下室ですから当然ですが、地下深くまで掘り下げていきます。
この時に地下の土質も確認できますから必要に応じてさらに地盤改良や基礎杭の検討も行います。(従来ですと、掘っているこの部分の土を改良したり、入れ替えたりします)

ベースとなるコンクリート(一般的に10cmの厚さ)の上に鉄筋を組み立てます。

鉄筋が組みあがったら底盤のコンクリートを打ちます。(一般的に20cmの厚さ)
この時点でベースと底盤のコンクリートを合わせて30cmの厚さ(一般的な寸法)になります。

底盤コンクリートの上に壁の鉄筋を組みます。
組み上げた鉄筋をはさむように断熱型枠を組み立てます。
この型枠(発泡ポリエチレン)は外さずにそのまま残ります。(内外W断熱型枠工法)

続いて部屋の中の壁用型枠を組み立てます。

壁型枠が組み上がったら天井となる部分の型枠を組み、その上に鉄筋を組み立てます。
ここにコンクリートを流し込み、RC構造の箱(地下室)ができあがっていきます。

できあがった箱(地下室)の上に何本ものアンカーが見えますよね。
ここに地上部の建物基礎が設置されます。
地下室を埋め戻す際には外側の壁に防水処理を施します。
見えている緑色の部分はその防水処理を保護するための保護材です。